ダウンサイジングが産んだ優れた性能のノート

日本の道路事情を考えたとき、コンパクトカーは大変使いやすい大きさになっています。
それだけに人気があり、各メーカーがしのぎを削るクラスとなっているのです。
多くの車種がありますが、それぞれ特色があり、比較してみると面白いクラスともいえるでしょう。

日産のコンパクトカーとして、ミニMPVともいえるのがノートです。
マーチに使われているBプラットフォームを利用し開発された車で、世界戦略車としても指定されています。

というのも、日産の現在の親会社はフランスのルノーです。
ヨーロッパでは、このBプラットフォームが大変高い人気を持っているからなのです。
そのため、かなり力を入れて作られたのが、ノートだともいえるでしょう。

フィットが壊したコンパクトカーのコンセプトに負けない

初代がうまれたのは、2004年でした。
実際に販売されるのは2005年からでしたが、量産試作車の遅れなどが響き、数か月遅れでの販売開始となったのです。

ダウンサイジングしても、ゆとりのある空間が特徴で、低燃費も実現しています。
この表現でわかる通り、ターゲットになっているのはホンダのフィットです。
クラスレスな能力を発揮し、コンパクトカーの持っていたコンセプトを全部ひっくり返してしまった車だったために、ノートでも小さいながらも大きなスペースを実現しなければいけなかったといえるでしょう。

ノートは販売当初から、ティーダよりも小さなボディで、同じぐらいの室内空間を持つ車として設計されています。
後部座席にもかなりの余裕があり、ヨーロッパでも十分活用ができるサイズになっているのです。

エンジンもダウンサイジングされた結果、3気筒1.2リッターという小型のエンジンながらも、スーパーチャージャー装備であれば、25㎞/hという優れた燃費性能を発揮しながら1.5リッターエンジンと変わらない出力を持っているのです。
こうした思想や性能は、やはりヨーロッパの強さであるともいえるでしょう。

上質な空間づくりはさすがの日産

ホンダのフィットは確かに優れた車でしたが、伝統的な内装のチープさという問題を抱えているのも間違いありません。
日産はこういった点で負けることはなく、ノートにもかなり上質なインテリアが投入されました。

だからといって、若くて落ち着かないようなものではなく、もっと上質で恒久的なインテリアになっており、コンパクトカーとは思えない空間を作り出しているのです。
さらにアラウンドモニターまで装備することで、大型ミニバンにも匹敵するだけの安全性も実現することができます。

日産のコンパクトカーの中でも、最も豪華であり、クラスを超えた能力を持っているのがノートです。
それだけ長く乗ることができる車となっているため、高い人気にもなっているといえるでしょう。