軽自動車を変えた

63d354be7455d2cfe24b0282bc207dc8_s軽自動車の世界を変えた車が、スズキのワゴンRでしょう。
それまでの、チープで近距離のお買い物車といったイメージしかなかった軽自動車を上質で常用できる車へと変えたのです。

軽自動車は、非常にコンパクトに作られています。
これには規格が存在し、どんな大きさでも作ることができない軽自動車だからこそ、小さくまとめられているのです。

ところが、日本の道路事情や駐車場事情を考えると、軽自動車はとても使いやすい大きさでした。
しかし、どの車も普通乗用車に対するセカンドカー的なものばかりで、常用できるほどの性能はなかったのです。
それが、ワゴンRという室内空間をぎりぎりまで広げた車の登場で、大きく変化させたのです。

ワゴンRの搭乗前にも、天井を高く広げ、室内空間を大きく見せた車はありました。
ですが、どこかで野暮ったさが残り、軽自動車という枠から抜け出せずにいたのです。

ところが、ワゴンRはスタイリッシュであり、視界性能も抜群でした。
それまでの既存の車の天井を引き上げるという手法ではなく、本気で設計をし直した車であったからこそ、すべてがきれいにまとまったのです。
さらに、スズキというコストダウンがうまい会社が作り上げたことにより、品質も高いのに安価で広い軽自動車が生まれたといっていいでしょう。

スペースの確保ができたことの意味

軽自動車のスペース確保ということは、命題ともいえる問題でした。
女性が乗る分には十分なスペースでも、男性が乗れば狭苦しく、疲れを感じてしまうことも多かったのです。

その問題をワゴンRは解決していました。
前後のタイヤの位置を見直し、オーバーハングをぎりぎりまでとることで、室内空間を大きくとることができたのです。
これにより、足元の広さも確保することができ、成人男性でもゆとりを持つことができる空間が出来上がりました。
頭をぶつけることもない室内高とあわせ、一気に人気になったのはこうした事情もあったのです。

リセールバリューの良さも魅力

現在のワゴンRは、普通乗用車にも負けない室内装備を持っています。
燃費に関しても、日本車の中でトップクラスに位置しており、ハイブリッドカーまで出来上がってしまいました。
その分だけ、購入価格は上昇し、普通乗用車と変わらない値段になってしまっていますが、維持費を考えると、かなりの差が付くこともポイントとなるでしょう。

ワゴンRは、新たな軽自動車の可能性を切り拓きました。
乗ってみると分かる上質な空間は、乗車前に感じた軽自動車のイメージはかけらも残っていません。

シートに座りハンドルを握ると、普通乗用車と何が違うのだろうと思うほどです。
それだけに、売却相場も高い水準になっていますので、リセールバリューを考えてもワゴンRを選択することには、大きな意味があるといえるでしょう。